小海線3
中込を発車した列車は、のどかな風景の中走る。
約30分で小海に到着。
このベンチを見て思い出した。
パノラマ八ヶ岳号なる列車(写真なし)に乗車し、ここで終着したときに購入した入場券にこのベンチが描かれていた。
その時の小海線が最後だった。
当然国鉄時代なので、車両はもちろんキハ52、57、58であり、冷房すらついていなかった。
勾配をあえぎながら登って行く姿が子供心に大変印象的な思い出だった。
あれから31年。車両も変わり、風景も少し変わった。
長時間停車ののち、小淵沢に向けて発車する。
川沿いの山道を走り始めた。
勾配票をみると、33‰というかなりきつい坂道だが、ものともせずに走る。
いわば、山坂道を走る、高性能なバスという感覚にも似ている。
坂道を登れば、高原野菜の畑を見ることができる。
これは、雪ではなく、マルチフィルムだろう。
八ヶ岳も見えてきた。
31年ぶりに野辺山に到着。
これぞ高原列車という風景が続く。線路沿いの道路、昔歩いたことがある。
一瞬の出来事でした。
清里ではたくさんの外国人が乗車してきたので、この角度からの1枚だけ。
坂道を下って、大パノラマを見ながら、小淵沢に終着。
小海線の旅は終わりました。
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