2009・客車急行アルプス下り
甲府停車中。
6/20夜、新宿から松本まで片道夜行で「急行アルプス」が走った。思い出の多いこの愛称の列車が走るとなれば我慢ならない。
どうにか入手したアディダスの古いウィンドブレーカーと1984年洋楽ナンバーを入れたイヤホン式カセットプレーヤーを持ち込んで乗車。
当時中2であった自分が叶わなかった事をさっそく実行させてもらった。
「お前は過去を振り返る人間だ。」ブログをはじめてからそんなこと言われる。
そうかもしれない。ではそんなに楽しい人生だったか?そんなことはない。いくら机に向かっても勉強に集中できず成績は下がる一方、翌年に控えた受験もあり不安だらけであった。
そうあれば今現在の方が余程充実している(はず)。
新宿駅23時を回っているがまだ活気があります。やはりこの列車を一目見ようというファンも多いです。
沢山の人に迎えられ38分に列車が入線。
EF64-39+オヤ12-1+オハ12-369+オハ12-368+オハ12-367+スハフ12-161+EF64-1001
落ち着いた頃、定刻で列車は発車。このスペシャルな編成はいつもの通勤路線を走る。
BGMをかけてみた。イヤホンから「♪You put the boom-boom into my heat~(Wake Me Up/WHAM)」この曲でスタートしたので発車早々どっぷり浸ってしまった。
同行のともぞう氏も夜汽車にビールでご機嫌のようだ。
車内も見た限りマニアばかりでなく一般の人も多数乗っているので落ち着いている。
Girls Just Want To Have fun(ハイスクールはダンステリア)/C・Lauperを聞きながら吉祥寺を通過。どうもこの曲は「学園天国」と被る。 しばらく停車した立川を発車して車内が少し暗くなりました。
高尾を過ぎてもまだ眠りにつく人は少ない。
BGMが終わって耳栓を外せば強くなりだした雨が曇った窓を叩く。
大月付近にもなると車内が静かになってきた。自分も一旦仮眠をとる。
トンネルの音で目が覚めればもうすぐ勝沼。 勝沼を通過すれば左手には甲府盆地の夜景が広がる。
沢山のファンが待ち構えている午前2時半、甲府に到着。雨は止まず。
暫く停車ののち甲府を後にする。車内は静かであるがまだところどころのBOXで話し声が聞こえる。
昼間は景色の良い区間もこの時間は真っ暗だ。そんな闇夜を切り裂くように列車は進む。
確かに眠い。この後を考えると寝ておいたほうが良い、とかつては思いかえって眠れず辛い思いをした。
体力もなかったので不安になっていた。人並み以上に体力の付いた今は年の功で乗り切るつもりだ。
夜汽車の旅を堪能させてもらう。とはいえ通路側なので窓を開けて外を見ることはかなわない。
小淵沢を過ぎ、茅野、上諏訪へと進む。
「ガックン」と揺らしながら上諏訪を発車すれば、左に真っ暗な湖面が垣間見える。
岡谷を通過しスピードをあげてトンネルに突入する。松本も近い。
トンネルを出れば、空がうっすら青くなっている。まだ4時である。
車内の照明も明るくなってアナウンスが入る。くどい様だがまだ4時である。
塩尻に停車中に外もだいぶ明るくなった。
塩尻を出ればラストスパート。中央夜行のクライマックスはこの曲(Oh,Sherrie/Steve Perry)で締める。
残念ながら雨模様である。梅雨時なので仕方がない。
すっかり明るくなった松本に終着。
警戒していた直角のボックスシートはなかなか心地よい座席であり、なにより充実したプライスレスな夜であった。
窓側から見たこちらのブログも是非ご覧下さい。
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コメント
キチジョージの時点ではたくさんあった唐揚げも、立川に到着した時にはキレイに無くなってるという事実。
しかも淡麗も2本に増えている…orz
前の席の人はモルツプレミアム…オラの倍の値段だ。
orz...orz...
新宿駅の端っこ(黄色い丸枠)に亡霊(某玲?)が写ってる…

…あ、オラのブログにも写ってた。
投稿: ともぞう | 2009年6月25日 (木) 15時55分
皆さん酔いが早かったですね~。
写真の人、前科持ちのモエ30さんですね。わかります。
投稿: 二足歩行 | 2009年6月26日 (金) 12時50分
いいな~~~
夜行列車オイラも乗りたかったなあ!!
投稿: 大佐 | 2009年6月27日 (土) 22時15分
今回成功したので、今後もこういった企画をやると思います。
タイミングが合えばご家族でぜひ乗ってみてください。
投稿: 二足歩行 | 2009年6月29日 (月) 13時24分