古地図から廃線跡を追う・下河原
散々既出の地図ですが、開いて真っ先に目が行く部分があります。 この部分です。
今回は総力を結集(とはいっても2/1、7日の2日間ですが)して廃線跡を追いかけてみます。
スタート地点(A)。
下河原駅から少し北府中に戻った付近です。この場所でトロッコから国鉄貨車に砂利を載せかえていたのでしょう。
少し前までダンプカーの駐車場でした。なんとなく現役時代の名残が残っています。
東へ向かいます(B)。線路跡と思われる場所は現在、建物が建っています。その先は郷土の森です。遊歩道となった下河原線は左へと分岐します。
200円払って郷土の森へ(C)。
先程のつづき。
地図を頼れば園内の東西にまたがる歩道が廃線跡とされるのでそのまま東へ歩きます。
近所に交通公園があるとはいえ、できればトロッコのレプリカでも作って地元産業遺産として遊歩道沿いに展示して欲しいものです。
緩やかな坂道とカーブがあります。 書籍の写真はこの場所で撮影されたのでしょうか(D)。
地図上のスイッチバック部分は砂利の選別、砕石場所と想像つきます。
当然ながら、子供たちが無邪気に遊ぶこの広場に面影は残っていません(E、F)。
園外へ出て東端の部分(G)。
堤防のサイクリングロードに程近い場所です。
面影なく地図が頼りなくなってきました。しかし、この部分(H)!
写真ではわかりにくいですが川に向かって下り勾配になっています。
堤防はのちに嵩上げされているでしょうからそれを考えてでもここで間違いないでしょう。
そういえば堤防と平行する道路、この付近、ちょうど急カーブの部分だけ開通が遅くなっていたのも(とはいえ80年代初頭)なにかいわれがあるのでしょうか。
反対側から(I)。
ここで川を渡りますが、まさかこの獣道が廃線跡と気付く人はいまい。
川の中州です(J、K)。
高度経済成長期までこの一帯で砂利を採取していたのでしょう。河川が氾濫した時はどうしたものでしょうか。
トロッコを始めとするナローゲージに魅力を感てしまった。
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コメント
中州に入ったんスかっ

今の地図を見ると、中州の形が全然違ってしまってますね…
いま、多摩川下流(丸子橋付近~羽田)は堤防強化&護岸工事のため、様子が変わりつつあります…
投稿: ともぞう | 2009年2月14日 (土) 01時12分
このすぐ下流に堰ができています。
40年も経つと川の流れもかわります。
投稿: 二足歩行 | 2009年2月14日 (土) 15時03分