芸備線
備後落合から芸備線に乗車。
木次線と別れ、引き続き深い渓谷を走ります。
徐行運転が多い為、時間がかかります。
並行する国道を走る車に次々に追い越されます。
「こんな遅くてはクルマにかなわん。」木次線乗車時からずっと思っていた。
ようやく次の駅に到着。
この先しばらく制限かかっているため徐行運転が続きます。前を見ると、
枕木すら見えず、やぶこぎに近い状態でした。
やがて平野部に出て、スピードを上げ始めました。リズミカルなジョイント音が心地よいです。
備後庄原駅で列車交換でしばらく停車。長いホームがかつての繁栄ぶりを思わせます。
駅前を散歩。 商店でこの地域のお土産を勧められて購入。
乳団子デス。はたしてお味は?東京に帰ってからのお楽しみ。
列車は三次に向けて発車。停車時間はよい気分転換でした。
渓谷沿いをのんびり走ることによって改めてわかる新緑の美しさ、見知らぬ町での散歩、乗客や土地の人とのふれあい、新しい発見。列車内は一体感の空気に包まれています。
クルマに乗れば移動時間は僅かかもしれない距離も、列車でじっくり周ればとてもよい旅になります。癒しのスローライフです。
折りしも、中東の治安の悪い場所で日本人女性が誘拐された。すぐに釈放されたものの警備の付いたがんじがらめのパッケージツアーとはいえ、とても怖い思いをしたであろう。
改めて考えた。高いカネ払っても結果的につまらない旅になってしまう場合もあるし(実際経験済み)、ただローカル線の車窓を眺めているだけでも旅は楽しめます。
家のつくりも違ってきます。
塩町で下車。福塩線に乗り換えます。まだ時間があるので町を散歩。
駅前のこの閑散とした風景。人家はあるものの店はほとんどありません。(中央の平屋の建物が駅舎)
三次が近いからこの地域の人達はそちらで用を済ませるのでしょう。
白壁が美しいです。
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