津山・機関区とDE50
これを見るために東京からやってきた。 DE50。自分と同い年の昭和45年生まれ。想像以上に巨体である。
試作機だけに不遇の機関車。国鉄時代に廃車になり長い間岡山で放置されてきた。
数年前に津山に移り扇型機関庫と共に保存される事となり、交通の要所として栄えたこの街の観光の目玉として活用され始めている。
普通ならば駅から近いこの場所を全て更地にしてマンションやショッピングビルを建設し、資材や車輌はスクラップに、が今までのパターン。
しかし現役のまま残そうとする地元と鉄道会社の粋な姿勢。
DD51も加わり見物客もさらににぎわっている。
この日は急行カラーのキハ58系も入庫し、大サービスであった。
今後このまま保存されるのであれば、あまり車輌を増やさずにDE50の整備に力を注いで貰いたいと願う。
大した活躍も出来ず戦力外通告を受け、たまたま潰されなかった。しかしその珍しさゆえ町興しに役立たれる。
なんとも皮肉な運命の機関車であった。
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