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2007年10月 2日 (火)

2005・ドリームにちりん

九州のうまいものねぇ、やっぱ地鶏かな。大分出身の美容師の友人U君が理髪しながらそう教えてくれた。
なにせ、ほとんど初めてといって良い九州である。まだ宮崎のセールスマン知事は登場していないので、友人の助言はありがたい。

さて、宮崎。5月とはいえ蒸し暑い高千穂ハイキングを行ったため汗だくになってしまっていた。ひとまず風呂に入りたい。
古い資料片手に風呂屋を探したが、どれも廃業している。降参して駅員さんに聞くと少し離れた所のホテルを紹介してくれた。
サウナに入り汗を流し、満足して駅へ戻る。広い道路にライトで照らされたフェニックスの木々が南風に揺れる。南国情緒を感じさせる。
駅の裏手に大きなスーパーがある。地元産の焼き鳥と缶ビールを購入し、浮き足立ちながら駅へ戻り南宮崎へ。
南宮崎。かつては東京からの寝台特急の終着駅でもあったが、駅前には人の気配は少ない。国道を歩けばレストランやコンビニなどがあるのを知ったのは翌年でした。
乗るべき列車はすでにホームで待機していた。ホームの明かりに照らされギラリと輝いている。
ハイパーサルーン。JR九州初の特急車両。民営化に際しポンコツ名車ばかり押し付けられた九州が起死回生で作ったと聞く。リニューアルされてサイボーグの様なスタイルは今なお新鮮である。
ドリームにちりん号はかつて急行日南の後継と位置づけられれば今日乗車するグリーン車はかつてのB寝台扱いか。2
23時43分南宮崎発車時点では乗客はまだ少ない。12席あるグリーン車も独り占めである。疲れた体に心地よいシートと焼き鳥にビールが染み渡る。
大淀川を渡り宮崎着。乗客が増え始める。砂土原、高鍋、日向市と停車していくうちに少しずつ乗客が増えてゆく。
延岡を過ぎた頃、意識を失う。

速いテンポのジョイント音で目が覚める。「次は宇佐」の表示である。大分での長時間停車は夢の中であった。Img
空が明るくなり始めた。5月であるので九州でも日の出は早い。Img_0001 柳ヶ浦をすぎればすっかり明るい。
高架駅の中津を発車すれば福岡県。右手に時たま海が見える。次々に駅を通過してゆく。行橋。途中で追い抜いた始発列車を待つ乗客たちがいる。駅は朝の顔になっている。
だいぶ住宅も密集してきた。まもなくアナウンスの後ガタゴトとポイントを渡り小倉着。ここでグリーン車も大半の乗客が下車してしまった。座席の向きを変えると運転席のブラインドを開けてくれた。
小倉を発車。全面展望を楽しむ。大きな工業地帯に突入。Img_0002 八幡である。Img_0003 煙突の横を通過したとたん雨が降ってきた。視界がきかなくなっている。
最後の停車駅、赤間を発車。雨はあがった。しかし速い。
4 列車とすれちがいます。5
香椎で先行列車を追い抜きます。
6 吉塚付近。終点は近い。
8 博多に到着。ちょっとした荷物輸送も行っています。
Img_0017 到着シーン。8月撮影。

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