19時29分松本発
甲府行きのこの列車は何の特徴も無いごく普通の列車である。
ただその日のうちに普通列車で都内に戻れる最終列車であるので甲府行きであるがあえてタイトルに行先を入れませんでした。
列車は長野を18時4分に発車しております。かつての442Mは18時31分発ですので、その名残でしょうか。
442Mであれば、新宿まで乗り換えなしで帰れました。ただ明日の朝帰りになってしまいます。
松本にやってきた列車は諏訪湖花火大会があるため6両編成。普段は3両みたいです。 乗車。1人なのでロングシートに腰掛ける。席がだいたい埋まった頃発車。南松本、田沢・・各駅に停車していくうちに客が次々下りてゆく。
塩尻を出る頃には1人1ボックスになっている。岡谷を過ぎ、右側に諏訪湖が見える。道路が濡れているので雨の様だ。
湖から花火が上がる。一瞬空全体が明るくなる。花火が次々にあがる。車内では子供たちが歓声を上げる。
旅の疲れが癒される。下諏訪にて臨時の201系と交換。花火見物客で満員だ。
上諏訪へ。花火の輝きと音が車内にまで響く。上諏訪でたくさんの乗客が待ち受けていた。列車はかなりの混雑で発車。しかしその賑わいも束の間。
富士見辺りまででまた空いてしまった。富士見で後発のスーパーあずさをまつ。小淵沢を過ぎ、韮崎付近まで車窓もほとんど真っ暗。駅にひとつひとつ止まり、しかも車内も単調でさすがに苦痛でした。
やがて左側に夜景が見え、ちょっと安心しているうち21時31分甲府に滑り込んだ。
乗り換え時間の間にトイレを済ませる。車内にもトイレはついているが用便は落ち着いてやりたい。 (高尾に到着した時撮影)ロングシートに腰掛け、21時36分高尾に向けて発車。甲府を後にする。
車内は座席が半分埋まるくらい。予想以上に乗客が多い。
かつての442Mは甲府を1時10分に発車した。時計を3時間半遅らせて夜行列車気分を楽しむ。
塩山辺りで車内も落ち着いてくる。右側の夜景を楽しみ、勝沼駅へ。442Mはこの駅を通過していた。
いくつものトンネルを抜けて大月へ。しかし停車時間は短い。
律儀にひとつひとつ駅に止まってゆく。しかしここまで来ればなじみのある駅なのであまり苦痛ではない。少しづつ乗客が増えてゆく。駅到着のアナウンスは夜行でも行われていたのだろうか。
相模湖を過ぎ、小仏トンネルを抜け高尾にさしかかる。山を下りた妙な安堵感に包まれる。
高尾到着。時計を見ると2時半だ。戻すと23時ちょうど。442Mはこの駅を3時12分だったはず。
ここから最終ランナーは201系。若者たちや帰宅サラリーマンの姿が自分を現実へと引き戻す。 国分寺23時25分着。ここで下車。このまま新宿まで乗車しても23時51分。その日のうちに到着できます。
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コメント
長らくの誤乗車(?)乙です。
私はこの時、ホテルで爆睡してました…。
翌日の私の苦悩に比べれば、こんな苦痛は「屁のツッパリ」です、ハイ。(笑)
以前、元旦に「白馬大池→中野」まで普通列車で帰ってきた事があります。
あれもしんどかった…。ヽ(´~`)ノ おぉ のぉ!
通過したのは西荻窪・阿佐ヶ谷・高円寺だけ。
こんだけぇ~~~!!
投稿: ともぞう | 2007年9月11日 (火) 14時50分